貯金を一気に大きく増やすという考え方ではなく、
少しずつ増やしていくという考え方で収入アップを図っていけば、
リスクなく確実に未来の貯金を増やすことも可能です。
保険料を見直せばかなりの額の節約になる可能性がある
貯金を増やそうと考える場合、まず節約を心がけようとすることが多いでしょう。
食費や光熱費などを節約することで、支出を抑えようとします。
しかし食費も光熱費も必ず必要なものであり、節約にも一定の限度があります。
実は、日々あまり意識していない支出があり、それを減らすことで家計の負担を減らすことができます。
例えば「保険料」の見直しです。
生命保険などは過去に契約して習慣的に支払っているため、負担しているという意識が少なくなりがちです。
しかし保険料は家庭によっては負担が大きなもので、これをうまく削減できれば家計にプラスになります。
支払い義務のある社会保険料も払っているため、それ以外の任意の保険については本当にそれが必要なのかどうか改めて検討してみることが大切です。
各家庭のそれぞれの状況に応じて、実はそこまで必要性がない保険に入っている場合もあります。
保険料は惰性で払うのではなく、目的意識を明確にして、それがないものについては見直すことが必要です。
自家用車を見直してみる
自動車の所有している人は、その維持費に負担を感じている人もいるでしょう。
駐車場を借りていれば年間で大きな支払額になりますし、自動車税や車検、保険料やガソリン代もかなりの負担になります。
もちろん日常で自動車を利用し、生活に欠かせないものであるなら必要です。
逆にそこまで自動車を利用しない場合は、思い切って自動車を手放してみると支出はかなり減ります。
場合によってはカーシェアリングやレンタカーの利用も有効ですが、その際には自動車を所持しているのと借りるのとでどの程度の金額の違いがあるのかを自分で比較検討しておくことが大切です。
使用頻度が多く、何かと自動車を利用する場合は、より負担の軽い軽自動車にすることも一つの方法です。
軽自動車は、普通車に比べて税金や保険料が安く、また燃費が良いためガソリン代も節約することができます。
日常での普段使いについて普通車と比べて遜色はなく、軽自動車は十分に考慮に入れていいものです。
ネット銀行には様々なメリットがある
最初に銀行口座を作る際には、そこまで考えずに有名な大手銀行に流れで口座を作ったような人も多いでしょう。
大手銀行にはメリットがありますが、利息に関しては軒並み低く、お金を預けていて
もほとんど利息がつかないのが今の状況です。
一方、ネット銀行であれば、大手銀行の何倍も高い利息をつけているものがあります。
入金額や取引状況、適用条件などによってさらに高い優遇金利を設けているネット銀行もあります。
また、ATMの手数料を月に決まった回数が無料になる場合や、振込手数料が無料になるなどの手数料削減のメリットもあります。
ネット銀行は大手銀行にない様々なメリットを顧客に提供しているため、大手銀行に口座を持っている人も合わせてネット銀行にも口座を開設して活用すれば、そのメリットを享受することができます。
ポイントサイトの利用も有効な手段
ネットを通じてよく買い物をする場合は、ポイントサイトに登録してそこを経由して購入すれば、ポイントサイトでもポイントがつきます。
購入先でもポイントがつくことが多いため、二重でポイントを獲得することができます。
ネット通販をよく利用する人は、少し工夫をすればポイントをさらに貯めることができるため有効です。
ちなみに、銀行口座の開設やクレジットカードの申し込みなども、ポイントサイトを経由して行えば大きなポイントがつきます。
頻繁に行うものではありませんが、何かの事情で口座開設などを行う場合は、ちょっとしたお小遣い稼ぎとして有効な手段です。
ネット通信費を削減できれば大きく支出を抑えることができる
ネット通信費やスマホ代についても、節約できればかなりの大きな経費節減になります。
毎月継続的に支払っているものであるため、個人の印象以上にネット通信費はかかっています。
ネット通信費は業者によって様々なプランがあるため、価格面でできるだけ条件を良くすることも必要です。
通信業者によっては、ネット通信とスマホをセット料金にして格安で提供しているところもあります。
通信業者の変更、セット料金、格安スマホなどを検討することによって、家計負担を軽くしていくことができるでしょう。
収入を増やすためにリスクを抑えた投資という観点を持つ
節約は大切ですが、収入を増やすという観点も必要になります。
仕事での収入が変わらない状況であるなら、収入を増やすための投資という視点も状況によって考えていいでしょう。
但し、投資に関しては様々な種類があります。
投資商品によっては非常にリスクがあり、失敗した時に大きな被害を受けるものもあります。
家計をピンチにさらすような投資方法は慎むべきです。
投資は少しずつ増やしていくという意識が大切であり、リスクをできるだけ少なくするという心がけが必要です。
家計に少しプラスになればそれでいいという感覚で行っていく程度がいいでしょう。
どんな投資にもリスクはありますが、リスクが比較的低いものを選択して、少額投資から始める方が無難です。
それについて適しているものの一つが「投資信託」です。
投資信託の中でもアクティブファンドのように手数料の高いものではなく、インデックスファンドのような格安の手数料で運用が可能なものが適切です。
それを毎月の積立投信として、少しずつ積み立てていく方法が有効です。
相場の流れを素人が読むことは至難の技ですが、積立投信であればプロが運用し、利用者は毎月一定額を積み立てで買うだけになるため、精神的な負荷が軽くて済みます。
相場の状況を気にせずに一定額を継続的に常に購入するという形になるため、リスクも分散されていきます。
「危険なことはしない」「無理なことはしない」という鉄則のもとに、日々の相場の上がり下がりを気にせずに定期的に投資信託を購入していく方法をとれば、無理なく少しずつ増やしていく期待も持てるでしょう。
まとめ
貯金を増やすためには、節約と増収という両方の観点で取り組んでいけば効果的です。
節約に関しても、決して無理をせず楽しむ感覚で行えば長続きします。
また投資をする場合はリスクがあるため、必ず最悪の結果として失うことになっても家計に影響を与えない余剰資金で行いましょう。
小さな金額を少しずつ増やしていくという、石橋を叩いて渡るような気持ちで行っていけば、大きな失敗を避け成果を出す可能性が広がっていきます。